アジアの主要な鉄道駅におけるバリアフリー状況

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概要

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本研究では､アジア(日本,台湾,香港,中国,韓国)の主要な鉄道駅において､駅や周辺の交通機関の利用に関するバリアフリー状況を明らかにすることを目的とし､東京駅､台北駅､香港駅､北京駅､ソウル駅の5駅を調査した｡結果を以下に示す｡①東京駅は､駅周辺に点字ブロックが敷設されていない｡改札と乗り場の間のエレベータは職員用通路に設置されているため､職員が介助につかなければ利用できない｡②台北駅は､改札と乗り場の間に点字ブロックが敷設されておらず､エレベータも設置されていない｡③香港駅は､身障者用エレベータおよび身障者用トイレの位置がわかりにくい｡④北京駅は､駅構内に点字ブロックが敷設されていない｡⑤ソウル駅は､駅周辺に点字ブロックが敷設されていない｡また､改札と乗り場の間にエレベータが設置されていない｡これらのバリアがある一方､東京駅や香港駅のように､バリアのある箇所でも駅員の介助がつく等のマンパワーによって解決しているケースもある｡

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