現行立木幹材積表と材積式による計算値との相違およびその修正方法
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概要
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現行立木幹材積表83種類と材積式等による計算値との相違を調べた。絶対誤差が0.01m^3を超える箇所は材積表全体の2.7%で,この大半は材積式接合部で発生していた。材積式計算値の修正方法を検討した結果,修正の必要がない材積表(30種類),材積式の各接合部に一律に3点移動平均を適用すべき材積表(36種類),同じく一律に5点移動平均を適用すべき材積表(10種類),その他特別な修正が必要な材積表(7種類)の4タイプに整理された。それぞれ選択された方法で修正することにより,絶対誤差が0.01m^3を超える箇所を材積表全体の0.7%まで減少させることができた。
- 森林計画学会の論文
- 2010-12-25
著者
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