体幹部CT画像における形状モデルに基づく僧帽筋中部・下部線維の自動認識(ポスター発表1,計算解剖モデルに基づく診断・治療支援,医用画像処理一般)

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概要

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我々はこれまでに,骨格の位置情報と骨格筋の形状モデルを用い,X線CT画像における骨格筋の自動認識手法を提案した.また,人体を仮想的に二次元平面に切り開く仮想展開画像の構築手法を提案し,表層部の骨格筋の認識に応用した.仮想展開画像では,複雑な人体形状を簡便に表記できるため,骨格の少ない腹部において腹直筋の認識が実現されている.本研究では,この人体の仮想展開画像を用いた骨格筋の認識手法が他の表層部骨格筋の認識において有効であるかを検証する.ここでは,自動分類が実現されていない,背面表層に存在する僧帽筋の認識を行う.僧帽筋の認識により,パーキンソン病における首下がりに起因する筋肥大やVDT作業による僧帽筋への影響の解析などにおける筋の部位別解析の一助となると考えられる.筋に所見の無い6例に対して認識を行った結果,医師の抽出結果との平均一致率91.6%を得た.よって,比較的高い一致率で僧帽筋認識が実現できたため,本手法は表層筋の認識に有効であると考えられる.
2014-01-19

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