助産学生の分娩介助実習における学びの現象学的探究
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概要
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本研究の目的は,学士課程で助産を選択する学生の分娩介助実習における学びを明らかにすることである。研究方法は現象学的アプローチを活用した質的記述的研究である。学士課程で助産を選択し,研究の趣旨に同意した14名を研究協力者とし,分娩介助1例後, 3例後, 6例後, 10例後に計4回半構成的面接を行った。面接から得られたデータはGiorgi Aの現象学的方法を活用して分析した。その結果,以下の共通の学びが見出された。1) 分娩介助1例目は【実際の分娩を体験し,想像と現実の違いに揺れる心情の実感】【目と手で実際の分娩で起こる現象を体感】2) 分娩介助3例目は【分娩第1期は産婦と共に過ごしながら,産婦の状況の理解と思いの察知】3) 分娩介助6例目は【分娩第1期の関わりはできるようになったという思い】【まだまだできないことに焦りと,自己課題の明確化】4) 分娩介助10例目は【分娩経過は予測・判断できるようになったという思い】【正常から逸脱した時の対処は今後できるようになりたいという思い】【助産師の役割の認識】
著者
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