看護職の大学院進学に関する看護管理者の認識 : -滋賀県内の看護管理者を対象として-
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概要
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背景 近年, 看護系大学院の増加に伴い社会人大学院生が増加している. しかし, 職場の理解が得られず, キャリアを中断して学業に専念する学生や進学そのものを断念する者も多い. 目的 本学が大学院を開設する場合には, 他大学と同様に社会人が入学生の多くを占めると推測されるため, 看護職の大学院進学に関する看護管理者の認識について調査を行なった. 方法 滋賀県内の病院及び実習関連施設等の管理者144名を対象に質問紙調査を実施した. 結果 70名からの回答 (回収率48.61%) が得られた. 大学院修了看護職に期待する管理者は51.42%, 所属施設に大学院卒看護職が必要とする管理者は38.57%であったが, 両者ともわからないと回答した管理者は42.85%であった. また, 進学制度がある施設は25.71%であった. 結論 本調査対象である看護管理者が大学院修了看護職に期待する内容, 必要とする理由は, 研究や教育, 管理的役割, 看護実践の質的向上など先行研究と同様の結果であったが, 大学院修了看護職にどのように活動してもらうかイメージをもてていない管理者も多いことが明らかになった.
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