錯覚応用インタフェースと五感情報通信(特別講演,メディア・コミュニケーションの品質と福祉,及び一般)
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概要
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情報通信技術の進展により,従来扱われてきた映像や音声だけでなく,人間が感じる五感の情報すべてを通信によって伝送し,遠隔地で再現しようとする五感情報通信を実現する技術についても研究がおこなわれるようになってきている.しかし,忠実に五感情報を取得する,取得した大容量のデータを限られた帯域で伝送する,取得した情報が再現されるよう提示するというそれぞれの段階において多くの課題が残されており,充分な五感情報通信の実現は難しいのが現状である.一方,近年の認知科学分野の研究の進展により,人間の知覚には,ある感覚における知覚が同時に提示された他の感覚に対する刺激の影響を受けて変化するという錯覚現象である「感覚間相互作用」が重要な役割を果たしていることが明らかになってきた.この感覚間相互作用を工学システムに利用することで,ある現象の限られた感覚情報だけを取得,伝送し,その情報から元の現象を忠実度高く再現することが可能になり,五感情報通信の実現が近づくと考えられる.本稿では,感覚間相互作用を利用することで限られた感覚情報から多様な体験の提供を可能にする錯覚応用インタフェースについて,いくつかの例を紹介する.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-03-04
著者
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