顔の拘りに関するアバターを用いた心理検査へのアプローチ
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概要
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本研究の目的は、顔に拘りを持つ人に対する心理テストの開発に向けて、制作者と気にいったアバターとの間に類似性があるかを調べることである。本研究についての説明を受け、同意が得られた大学生・大学職員48名の女性(平均年齢23.9±4.1歳)を被験者とした。研究のための資料は、(1)被験者の正面写真、(2)被験者が制作した気にいったアバター、(3)調査表である。アバターの顔パーツは顔輪郭、目、鼻、口、眉、の5種類で構成されている。写真とアバターについて、感性擬人化エージェントのための顔情報処理システムにあるFaceFitと似顔絵生成ソフトを用いて、画像の規格化を行い、日本人の顔の構成に関する主成分分析結果に基づいて算出した主成分スコアから成るベクトルの内積により類似性の検討を行った。また、Sheehan Disability Scale、状態・特性不安検査の得点から外見上の問題に支障を感じている群(S群)と健常群(H群)に分類し、それぞれ9名(19%)、10名(21%)が得られた。さらに写真とアバター上に32の指標点を設定し、各群についてベクトルの内積、極座標、薄板スプライン解析を用いて写真とアバターの特徴の解析を行った。その結果、S群は写真と類似性のあるアバターを制作する傾向が明らかになった。さらに特定のパーツを重視したアバターを制作していた。
- 2013-10-12
著者
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寺田 員人
日本歯科大学新潟生命歯学部歯科矯正学講座
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亀田 剛
日本歯科大学新潟歯学部 歯科矯正学 講座
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寺嶋 縁里
日本歯科大学新潟生命歯学部歯科矯正学講座
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佐野 奈都貴
日本歯科大学新潟生命歯学部歯科矯正学講座
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寺田 員人
日本歯科大学新潟生命歯学部歯科橋正学講座
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