アモルファスセレンとダイヤモンド冷陰極を用いた光検出器の評価(電子管と真空ナノエレクトロニクス及びその評価技術)
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概要
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アモルファスセレン(a-Se)を用いた光検出器は,高い位置分解能と応答速度を兼ね備え,さらにキャリア増倍による高感度化か可能であるという利点を有する.近年開発されている.HARPと平面電子源(Field Emitter Array:FEA)を組み合わせたデバイスは,熱陰極を用いたHARP撮像管に比べ,大幅な小型化を実現しているが,放出電子線の収束や高光量時の信号飽和によるダイナミックレンジの制限などに課題が残されている.本研究では,信号読み出しにダイヤモンド冷陰極を用いることで既存光検出器の課題解決を目指し,窒素添加ダイヤモンド冷陰極とa-Se薄膜を組み合わせた光検出器を試作した.可視光及び紫外光照射下での電流-電圧特性から,これらの光の検出を確認した.また,ダイヤモンドのバルク抵抗によるとみられる電流飽和が観察された.
- 2012-11-12
著者
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岡野 健
国際基督教大学物質科学デパートメント
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斎藤 市太郎
国際基督教大学物質科学デパートメント
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岡野 健
国際基督教大学
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増澤 智昭
国際基督教大学
-
山田 貴壽
(独)産業技術総合研究所 ナノチューブ応用研究センター
-
大西 正徳
国際基督教大学
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国吉 真吾
国際基督教大学
-
Koh A.
National University of Singapore
-
Chua D.
National University of Singapore
-
下澤 達夫
東京大学医学部
-
斎藤 市太郎
国際基督教大学
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山田 貴壽
(独)産業技術総合研究所ナノチューブ応用研究センター
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