周波数特性と波面の乱れを最小化する窓枠型スピーカアレイの駆動法(異種メディア融合,コンテンツ処理,メディア検索,電子透かし,一般)

概要

論文の詳細を見る
映像ディスプレイの周囲にしかスピーカを設置できない場合には、ディスプレイのサイズ拡大とともにスピーカ間の角度が広がるため、ディスプレイ上における音の定位が難しくなる。このような場合、ディスプレイの窓枠部分に設置したスピーカアレイの使用が有効である。さらに、仮想音源が窓枠型アレイの内側にある場合には、第1種Rayleigh積分で駆動する仮想スピーカアレイをその方向に設置し、仮想スピーカアレイから放射されるべき音波を窓枠型スピーカアレイで合成することによって、音像定位が改善される。しかし、この方法は、仮想音源位置がディスプレイ面に近い場合には有効であるが、音の遠近感制御を行なうため仮想音源をディスプレイ面から後方に遠ざけると、周波数特性および合成波面に乱れが生じる。これは、ディスプレイの部分に2次波源がないために、第1種Rayleigh積分では仮想音源からの音波を合成しきれないからである。本稿では、周波数特性および合成波面の劣化を示す新たなパラメータを導入し、受音領域で両者を最小化するようなスピーカアレイ駆動信号を直接求めることにより、音の遠近感を制御可能な窓枠型スピーカアレイの制御法を提案する。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2012-11-09

周波数特性と波面の乱れを最小化する窓枠型スピーカアレイの駆動法(異種メディア融合,コンテンツ処理,メディア検索,電子透かし,一般)

スポンサーリンク

概要

著者

関連論文

スポンサーリンク