Wiimote及びKinectを用いたユーザコントロールを導入した音楽に合った舞踊動作の自動生成(テーマセッション,パターン認識によるインタフェースの未来)
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概要
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近年,キャラクターアニメーションに関する研究が数多く行われ,エンターテイメントの分野に応用されている.本稿ではユーザの盛り上がりをWiimoteとKinectを用いて取得し,舞踊アニメーションの動作生成に導入する手法を提案する.モーションキャプチャデータを用いて,ユーザの盛り上がりに同調するようにキャラクタの動きを生成することでユーザとのインタラクティビティを実現する.本手法では,音楽データからは楽曲構造解析によって曲をセグメントに分割し,リズム特徴量を抽出する.モーションキャプチャデータからは,モーションのリズムと盛り上がりを抽出する.これらの解析結果から,音楽のリズムと高い相関を示す動きセグメントを取り出し,モーション遷移グラフを生成する.舞踊生成時はそれぞれのセンサデータから取得したユーザの盛り上がり値とモーションの盛り上がりのマッチングを行い,モーション遷移グラフを探索することで舞踊動作を自動生成する.この手法を用いて,ヴァーチャルキャラクタとインタラクティブにダンスを行えるアプリケーションを開発し,それぞれのインタフェースについて考察を行った.
- 2012-09-27
著者
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竹村 治雄
大阪大学サイバーメディアセンター
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竹村 治雄
大阪大学大学院情報科学研究科
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竹村 治雄
大阪大学大学院 情報科学研究科
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中澤 篤志
科学技術振興事業団(東京大学生産技術研究所)
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安永 卓哉
大阪大学大学院情報科学研究科
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