小惑星サンプルリターンミッション「はやぶさ2」の進捗状況(宇宙応用シンポジウム)
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概要
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小惑星サンプルリターンミッション「はやぶさ」が終了した後,その後継ミッションとして「はやぶさ2」が始まった.「はやぶさ2」も小惑星サンプルリターンミッションであるが,目的地となる小惑星が「はやぶさ」のときのS型小惑星イトカワと種類が異なり,C型の小惑星である.探査機の大きさは「はやぶさ」とほぼ同じであるが,「はやぶさ」で経験したようなトラブルが起こらないように随所に修正が施されている.また,衝突装置と呼ばれる新しい機器も搭載している.衝突装置は小惑星表面に人工的なクレーターを作るためのもので,そのクレーター内からのサンプル取得も試みるのである.そのことで,より新鮮な物質を得ることができる.打ち上げは2014年の予定であり,小惑星1999 JU3に到着するのが2018年,地球帰還が2020年である.この論文では,「はやぶさ2」の現状についてまとめる.
- 2012-06-21
著者
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吉川 真
宇宙航空研究開発機構
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安部 正真
宇宙航空研究開発機構
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安部 正真
東大理
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安部 正真
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部
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津田 雄一
宇宙航空研究開発機構
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南野 浩之
宇宙開発事業団
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南野 浩之
宇宙航空研究開発機構
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中澤 暁
宇宙航空研究開発機構
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吉川 真
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部
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吉川 真
JAXA
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阿部 正真
JAXA
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安部 正真
宇宙航空研究開発機構月惑星探査プログラムグループ:宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所
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