高齢者の体重減少が健康に及ぼす影響に関する縦断的研究 : 高血圧改善のための体重減量至適量の検討
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概要
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高齢男女2万人を対象に体重変動と高血圧有所見率の変化の関連を検討するために前向きコホート研究を行ったところ,以下の結果を得た。男性では体重が1年間に2kg以上,3kg以上減少すると有所見率は有意に低くなった。しかし体重が1年間に1kg以上,2kg以上,3kg以上増加すると有所見率は有意に高くなった。体重の増減量が大きいほど有所見率の変化は大きかった。体重が変化しないと有所見率は変化しなかった。男性では高血圧は体重が変動しないことや増加しないことて予防でき,1年間に僅かに減量することで改善すると考える。女性では体重が増減しても,また変わらなくても有所見率は有意に変化しなかった。
- 日本健康医学会の論文
- 2005-07-30
著者
-
桂 敏樹
京都大学医学部保健学科
-
松田 一美
(財)社会保険健康事業財団保健部
-
星野 明子
京都大学医学部保健学科
-
星野 明子
京都大学医療技術短期大学部/医学部保健学科
-
山崎 真理
(財)社会保険健康事業財団
-
松田 一美
(財)社会保険健康事業財団
-
桂 敏樹
京都大学医療技術短期大学部/医学部保健学科
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