P市県民交流広場参加者の保健行動と健康意識の実態調査
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概要
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【目的】本研究は「P市県民交流広場」に参加している人々の健康に対する考え方や意識、保健行動の実態を明らかにすることである。【対象】「P市県民交流広場」12か所の参加者20歳代〜80歳代の男女126人に無記名式自記式調査を行った。【結果】「P市県民交流広場」参加者は、高齢者の割合が高く、慢性疾患を治療しながらも、主観的健康感や身体機能はよいと思っている人が多かった。日常的に健康を意識して生活している人が多く、保健行動を実践している人も多かったが、運動や間食の制限に関しては実践が難しい傾向があった。【考察】保健行動では、高齢と疾患のために運動の実践が難しいこと、人との交流の場面でおやつを食べる機会が増えるため、間食の制限が難しいことが考えられる。健康意識では「生活の中で最も注意しているのは健康である」という項目をほとんどの人が選択していることから、健康のことは日常的に気にかけていると考えられる。今回の結果から、地域の人々と交流する人々は、健康意識も保健行動も高いことが示唆された。今後の課題としては、地域住民が積極的に地域活動に参加できる内容、主体性をもって活動できる場と機会の提供をし、その活動をPRする工夫が望まれる。
- 2013-03-00
著者
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森田 智子
関西看護医療大学看護学部地域老年精神看護
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魚里 明子
関西看護医療大学看護学部地域老年精神看護
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森田 智子
関西看護医療大学看護学部地域看護学
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魚里 明子
関西看護医療大学看護学部地域看護学
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小出水 寿英
関西看護医療大学看護学部精神看護学
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魚里 明子
関西看護医療大学看護学部地域・在宅看護学領域
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森田 智子
関西看護医療大学看護学部地域・在宅看護学領域
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