タンパク質系分子シミュレーションのための力場関数(最近の研究から)
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概要
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タンパク質系の計算物理学的研究は,モンテカルロ法や分子動力学法に基づく分子シミュレーションによってなされる.これらの計算機シミュレーションを実行するには,系のポテンシャルエネルギー(力場と呼ばれる)を与える必要かあるが,長年にわたり欧米の研究グループが開発してきた関数が標準的に広く使われている.ここでは,これらの力場関数の妥当性を調べ,より精度の高い力場関数を開発する手法を紹介する.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 2012-05-05
著者
-
杉田 有治
理化学研究所基幹研究所
-
榮 慶丈
名古屋大学大学院理学研究科
-
岡本 祐幸
名古屋大学大学院理学研究科
-
杉田 有治
理研基幹研:jst-crest:bird
-
依田 隆夫
長浜バイオ大
-
依田 隆夫
長浜バイオ大学バイオサイエンス学部
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