繰り返す脳梗塞で発症し開頭生検によって確定診断に至った血管内リンパ腫の1例
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概要
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繰り返す脳梗塞で発症し,開頭生検によって確定診断をしえた症例を報告する.症例は58歳の男性,失語症状で発症,その後も左不全麻痺や痙攣発作を繰り返し,MRIで多発性脳梗塞を認めた.LDHおよびsIL-2Rの上昇を認め,血管内リンパ腫を疑い,皮膚・骨髄・筋生検を行ったが診断には至らず,発症から6ヵ月後に開頭生検を行い,血管内リンパ腫の確定診断が得られた.術後R-CHOP療法を開始したが,術後1ヵ月で死亡した.血管内リンパ腫に典型的な症状や画像所見はないため,早期診断は難しいが,短期間に再発を繰り返す脳梗塞をみた場合には本症を念頭に置き,開頭生検を含め早期診断を行うことが重要である.
- 2012-04-20
著者
-
本郷 一博
信州大学医学部脳神経外科
-
中山 淳
信州大学医学部病理組織学講座
-
上原 剛
信州大学医学部附属病院臨床検査部
-
池田 修一
信州大学第三内科
-
上原 剛
飯田市立病院臨床病理科
-
上原 剛
信州大学医学部臨床検査部病理
-
上原 剛
信州大・医・附属病院・臨床検査部
-
池田 修一
信州大学医学部神経内科
-
池田 修一
信州大学医学部脳神経内科
-
池田 修一
信州大学 脳神経内科
-
中山 淳
信州大学病理組織学
-
東城 加奈
信州大学医学部第一内科
-
本郷 一博
相澤病院 脳神経外科
-
中山 淳
信州大・医・病理組織学
-
本郷 一博
信州大学医学部 脳神経外科学教室
-
関口 泰之
信州大・医・脳神経外科
-
酒井 圭一
信州大学医学部脳神経外科
-
関口 泰之
信州大学医学部脳神経外科
-
東城 加奈
信州大・医・脳神経内科
-
青山 達郎
特定医療法人相澤病院脳神経外科
-
池田 修一
信州大学医学部脳神経内科 リウマチ・膠原病内科
-
本郷 一博
信州大学 医学部救急集中治療医学講座
-
池田 修一
信州大学第3内科
-
上原 剛
信州大学医学部臨床検査部
-
八子 武裕
信州大学医学部 脳神経外科学教室
-
東城 加奈
信州大学医学部脳神経内科
-
青山 達郎
信州大学医学部脳神経外科
-
上原 剛
信州大学医学部病態解析診断学講座
-
青山 達郎
信州大学医学部脳神経外科:瀬口脳神経外科病院脳神経外科
-
本郷 一博
信州大学医学部 脳神経外科
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