若手医師に対するクリッピングのトレーニングについて(<特集>脳動脈瘤の治療)
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概要
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当施設でのクリッピングトレーニングの要点を挙げる.(1)術前後の症例検討を1例ごとに十分に行う.(2)神経画像を詳細に検討し,手術手順を記載し,術野の予想図を描く.(3)過去の手術記録とビデオをすべて蓄積しており,類似症例を術前検討に用いている.(4)助手2名が立体視可能な手術顕微鏡を使用し,助手も積極的に手術にかかわる.この顕微鏡システムにより,指導医が助手として術者を指導することも可能である.(5)実験室に手術顕微鏡を常設し,microsurgeryのトレーニングを行えるようにしている.(6)関連施設を含めた手術症例検討会を定期的に行い,特に合併症例の詳細な分析・検討を行っている.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2006-12-20
著者
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本郷 一博
信州大学医学部脳神経外科
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小山 淳一
伊那中央病院脳神経外科
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田中 雄一郎
信州大学医学部脳神経外科
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田中 雄一郎
聖マリアンナ医科大学 脳神経外科
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小山 淳一
信州大学医学部脳神経外科
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草野 義和
信州大学医学部 脳神経外科学教室
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本郷 一博
相澤病院 脳神経外科
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本郷 一博
信州大学医学部 脳神経外科学教室
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酒井 圭一
信州大学医学部脳神経外科
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本郷 一博
信州大学 医学部救急集中治療医学講座
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小山 淳一
伊那中央病院 脳神経外科
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本郷 一博
信州大学医学部 脳神経外科
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