保育園実習のカリキュラム変更前と変更後における学生の学びの変容 : 2年間に2回の保育園実習を経験した学生と1年間に2回の保育園実習を経験した学生の実習評価の比較考察を通して
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概要
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この研究の目的は、保育園実習のカリキュラムの変更前(2009年度)と変更後(2010年度)の学生の自己評価および現場評価に関する比較分析を通して、カリキュラム変更前と変更後における実践的な学びに対する学生の意識の差異を明らかにすることである。そのために、まず、2009年度に保育実習I(保育所実習)を経験して2010年度に保育実習IIを経験した3年生の自己評価と現場評価の変容を明らかにした。そして、2010年度に2回の保育園実習を経験した2年生の自己評価と現場評価の変容を分析した。さらに、2010年度の保育実習IIに関して、保育実習I(保育所実習)の時期の異なる2年生と3年生との自己評価および自己反省報告書による意識調査の結果について比較的に考察した。その結果、目標や課題に関する到達度の改善については、比較した学生は同様の高い意識を持つようになっており、それぞれの経験の過程における学びと課題を見い出していることがわかった。加えて、カリキュラム変更前の学生が、カリキュラム変更後の学生よりも学びを具体化し深めているのは、保育園実習以外の実践経験と知識・技術の習得量の差異によるものと推察された。
- 大阪樟蔭女子大学の論文
- 2012-01-31
著者
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