保育所実習(保育実習I)における実習評価に関する一考察 : 現場評価と自己評価の比較分析を通して
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概要
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この研究の目的は,保育所での保育実習の位置づけについて,現場の成績評価と本学学生の自己評価との比較検討を通して考察することである。 保育所実習終了後,10月の実習事後指導の授業時間に学生144名を対象として,自己反省報告文書の作成,自己評価表25項目による自己評価を行い,現場評価におけるその相当項目とを比較検討した。結果として,概して学生の自己評価は現場評価よりも高い傾向にあることがわかった。さらに,両者における実習の「学び」の意味の相違によって,保育実習全体における保育所実習の位置の不確かさが明らかになった。学生が遭遇する個々の実習体験の多様性のために,画一的な指導内容で対処できない実習指導のあり方の問題点が見い出された。
- 2008-01-31
著者
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