ICA仮想音源の空間分布を用いた室内音場の解析
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概要
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複数の音源が存在する音響空間において各音源信号を分離抽出し,音源位置を探索する技術である音響空間符号化は,様々なアプリケーションにおいて非常に有用である.本研究では,音源分離技術を用いて部屋の反射音を分離し,その到来方向の空間分布を解析することで,部屋の特性や音源の空間的な位置を推定することを目的とする.受音デバイスとして正十二面体マイクロホンアレイを用い,周波数領域独立成分分析により各周波数ごとに音源分離を行った.分離された仮想音源それぞれに対して到来方向推定を行い,その空間分布を得た.低残響室と講義室において到来方向の空間分布を比較・分析したところ,音源距離が大きくなるほど,また部屋の反射音数が多くなるほど,空間分布の中心からの拡がりが増すことがわかった.
- 2011-03-11
著者
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武田 一哉
名古屋大学大学院情報科学研究科
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北岡 教英
名古屋大学
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宮島 千代美
名古屋大学
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宮島 千代美
名古屋大学大学院情報科学研究科
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北岡 教英
名古屋大学大学院情報科学研究科
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西野 隆典
三重大学大学院工学研究科
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西野 隆典
名古屋大学情報メディア教育センター:(現)三重大学大学院工学研究科
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武田 一哉
名古屋大 大学院情報科学研究科
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武田 一哉
名古屋大学工学部
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武田 一哉
名古屋大学
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武田 昌一
帝京平成大学健康メディカル学部
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水野 雄介
名古屋大学大学院情報科学研究科
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江崎 知
名古屋大学大学院情報科学研究科
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江崎 知
名古屋大学大学院 情報科学研究科
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西野 隆典
三重大学大学院 工学研究科
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北岡 教英
日本音響学会:現在,名古屋大学
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水野 雄介
名古屋大学
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江崎 知
名古屋大学大学院
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