カラスムギとライムギ細胞膜マイクロドメインの組成と凍結耐性との関連性
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概要
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Cold acclimation (CA) results in alterations of plasma membrane (PM) lipid and protein compositions in plants, which is critical to increase their freezing tolerance. Recent studies indicate that PM is considered not homogeneous and contains sterol/sphingolipid-enriched microdomains. In plant cells, however, the function of plasma membrane microdomains is not yet fully understood. The present study aims to investigate lipid and protein compositions of microdomains isolated from non-acclimated (NA) and cold-acclimated (CA) leaves of oat and rye that differ considerably in freezing tolerance. We found that there are considerable differences in lipid and protein compositions in total PM and DRM (detergent-resistant plasma membrane) between the two species as well as before and after CA. From these results, we will discuss potential roles of plasma membrane microdomains in CA and freezing tolerance in plants.
- 2011-04-15
著者
-
上村 松生
岩手大学農学部附属寒冷バイオフロンティア研究センター
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南 杏鶴
岩手大学農学部附属寒冷バイオフロンティア研究センター
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上村 松生
Dept. Agronomy Cornell Univ.
-
山下 哲郎
岩手大学農学部
-
加茂 政晴
岩手医科大学歯学部口腔生化学講座
-
古戸 あかり
岩手大学農学部附属寒冷バイオフロンティア研究センター
-
上村 松生
岩手大学農学部
-
上村 松生
岩手大学農学部寒冷バイオフロンティア研究センター:岩手大学21世紀coe
-
高橋 大輔
岩手大学農学部附属寒冷バイオフロンティア研究センター
-
上村 松生
岩手大学農学部附属寒冷バイオシステム研究センター
-
加茂 政晴
岩手医科大学歯学部
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