患者と作る医学の教科書
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概要
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本報告は患者中心の医療へ向け、患者会リーダーによる教科書作りの実践報告である。方法はヘルスケア関連団体ネットワーキング関東学習会の中で、中枢性尿崩症の会副代表が本の原稿案を作成したことである。これを受け、他の会のリーダーにも働きかけ、コメデイカルなどの学生向けに教科書作りが開始された。結果は雑誌に5団体が体験的知識を踏まえ、生活実感に基づく疾病状況を掲載した。その後、教科書原稿は、25団体から提出されている。本は患者1人1人が生活者の視点から、疾病体験での知恵と工夫を患者会として蓄積し、リーダーがそれを精査した。そして、患者と医療者が対等でフラットなパートナーシップ関係で作成し、2009年8月「患者と作る医学の教科書」として出版された。この本は、ヒューマンサービスにたずさわる人々が生活者である患者を理解し、患者との信頼関係づくり、演習もあるので学生教育等で活用でき、患者中心の医療に貢献できる。
- 埼玉県立大学の論文
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