精神障害者に関する意識上のバリアの研究
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概要
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精神障害者は、偏見や差別など意識上のバリアを受けやすい障害者といわれている。精神障害者の社会統合の促進には、意識上のバリアの改善が望まれている。例えば、身体障害者や知的障害者では、全国規模や世界規模のスポーツ競技大会が社会統合の促進に役立っている。しかし、精神障害者の全国規模のスポーツ競技大会は、まだ正式に実施されていないのである。さて、埼玉県での第4回全国障害者スポーツ大会リハーサル大会精神障害者スポーツ大会に参加したボランティアに、意識上のバリアに関して調査を行った。ボランティアはリハーサル大会以前に精神障害者にあった人はあまりいなかった。大会参加前のボランティアは、精神障害者に対してやや否定的やあいまいな認識である。しかし、大会参加後には、あきらかに良い評価に変わっている。例えば、精神障害者も自分達と同じ普通の人で、精神障害者のイメージが良くなったである。そして、精神障害者は、この大会でよく頑張っていて、精神障害者スポーツ大会は社会参加に役立つと考えている。また、スポーツ大会へのボランティア参加では、自分自身を見直すきっかけにもなっている。本研究からは、精神障害者スポーツ大会参加がボランティアの意識上のバリアをより良く改善することが明らかになっている。
- 埼玉県立大学の論文
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