東シナ海の黒潮流入部における遠距離海洋レーダ観測(シンポジウム:沿岸海域における海洋レーダー観測)
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概要
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通信総合研究所は,1999年より周波数9.2MHz帯の電波を使用する新しい短波海洋レーダシステムである遠距離海洋レーダシステムの開発に着手し,2001年7月に完成させた.遠距離海洋レーダは陸上から200km沖合までの表層流が距離分解能約7kmで計測可能であり,琉球列島の石垣島と与那国島の2島に常置されている.通信総合研究所では本システムの完成以来,レーダの性能評価を行うとともに,東シナ海南部の黒潮流入部における実験観測を続けている.本稿では遠距離海洋レーダシステムの概要を示すとともに,遠距離海洋レーダと超音波ドップラー流速計で計測された流速の比較結果,および遠距離海洋レーダによる表層流速場と波浪の初期観測例を報告する.
- 日本海洋学会の論文
- 2004-02-25
著者
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佐藤 健治
独立行政法人情報通信研究機構沖縄亜熱帯計測技術センター
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佐藤 健治
通信総合研究所 鹿島宇宙通信センター
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松岡 建志
通信総合研究所
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藤井 智史
独立行政法人情報通信研究機構沖縄亜熱帯計測技術センター
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松岡 建志
独立行政法人情報通信研究機構 沖縄亜熱帯計測技術センター
-
藤井 智史
通信総合研究所
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児島 正一郎
独立行政法人情報通信研究機構沖縄亜熱帯計測技術センター
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児島 正一郎
通信総合研究所沖縄亜熱帯計測技術センター
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松岡 健志
通信総合研究所 沖縄亜熱帯計測技術センター
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