NLP2010-8 n次元空間における自由移動物体の挙動に関する複雑性解析 : ノルム累積法による局所的フラクタル次元の算出(一般,機械学習によるバイオデータマインニング,生命現象の非線形性,一般)
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概要
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一般にn次元空間を自由に動き回る物体の各離散時刻における位置情報の蓄積から、そのノルムである実動距離を定義できる。長期的な離散位置情報が与えられたとき、その時系列上に短い時間幅を持つウィンドウを仮定すれば、そのウィンドウ内におけるサンプリング時間間隔と累積ユークリッド距離との関係から、局所的フラクタル次元(LFD)が求められる。次に、このウィンドウを順次スライドさせていけば、移動LFDの時系列的変化を観測できる。本論文では、ランダム・ウォーク時における移動LFDの分布が正規分布になることを示した。3次元空間を自由に動き回る小動物のモニタリングや、異常行動の観察などへの応用を提案し、通常行動時における挙動パターンに関するLFDの分布範囲が予め推定できていれば、異常行動の前兆が検出できる可能性を示唆した。
- 2010-06-11
著者
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上條 賢一
東洋大学植物機能研究センター
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上條 賢一
東洋大学大学院生命科学研究科生命科学専攻
-
松本 教久
東洋大学大学院生命科学研究科生命科学専攻
-
上條 賢一
東洋大学大学院生命科学研究科
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松本 教久
東洋大学大学院生命科学研究科
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上條 賢一
東洋大食環境
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