暗色枝枯病菌を接種したスギにおける接種菌量と病斑および材変色の大きさとの関係
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概要
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病原力の異なる暗色枝枯病菌Guignardia cryptomeriae3菌株の接種源の量を変えてスギに接種し,接種菌量が変化した場合に病斑や材変色の大きさが変わるかどうか検討した. 13年生実生スギ4本の樹幹に爪楊枝を用いて有傷接種し,接種の1年後に伐倒,調査を行った.滅菌爪楊枝接種の場合,傷の大きさは形成層壊死の大きさにやや影響を与えたが,材変色の大きさには影響しなかった.菌接種の場合,形成層壊死や材変色の大きさには菌株の病原力による大きな差異がみられたにもかかわらず,接種菌量の違いによる影響は認められなかった.
- 樹木医学会の論文
- 2004-03-31
著者
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