東京都におけるチャコウラナメクジの発生経過と日周行動(ナメクジ)
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概要
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1)東京都世田谷区の大学キャンパス内で,チャコウラナメクジの発生経過と日周活動について野外調査を行った。2)発生量は,大型個体,小型個体とも5,6月が最も多く,夏期にはほとんど出現しなかった。また,大型個体は冬期にも活動し,産卵も認められた。3)活動時刻は日没から明け方まで続き,湿度が高い時は活動時刻に明瞭なピークはなかった。4)家屋への侵入と関連して,建造物の壁面や樹木の幹を這っていた個体の割合は季節的には春期と秋期に多く,時間的には終夜観察された。
- 日本家屋害虫学会の論文
- 1993-12-20
著者
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