房総半島におけるトウキョウサンショウウオ成体の餌資源および産卵環境の現況
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概要
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The soil fauna, environment of the egg-laying sites, and habitat vegetation of the salamander Hynobius tokyoensis were investigated in the Boso Peninsula, Chiba Prefecture. The soil fauna expected to be found as a food source of the salamander included Isopoda, Amphipoda, Lithobiomorpha, Haplotaxida, and Geophilomorpha. By individual counts at Chonan town, these fauna accounted for 23.0% of soil fauna individuals in Satsubo and 22.6% in Sakamoto, and 69.5% of total wet weight of soil fauna in Satsubo and 63.3% in Sakamoto. The vegetation around the egg-laying sites was composed of evergreen, coniferous, and mixed forest. Although there was no difference in the abundance of soil fauna between habitat forests at both study sites, a seasonal difference was found : the abundance of soil fauna, especially the Amphipoda, decreased in summer. The most productive waterside environment for egg-laying was the paddy field (more than 30% of total observation sites), followed by waterways (28.6%) and swamp land (19.0%). The number of eggs per clutch averaged 110 throughout the Boso Peninsula, with the geographic variation.
- 野生生物保護学会の論文
- 2004-02-25
著者
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竹内 将俊
東京農業大学短期大学部環境緑地学科
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大石 英子
ゼルグプランニング
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横山 能史
元三井住友建設株式会社
-
西村 香奈子
東京農業大学環境緑地学科
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田中 愛
東京農業大学環境緑地学科
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内山 美穂
東京農業大学環境緑地学科
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横山 能史
三井住友建設株式会社土木事業本部
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大石 笑子
ゼルグプランニング
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竹内 将俊
東京農業大学短期大学部
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西村 香奈子
東京農業大学地域環境科学部
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大石 英子
東京農業大学短期大学部
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