CSCL研究における「社会的存在感」概念に関する一検討(<特集>協調学習とネットワーク・コミュニティ)
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概要
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教育学習研究において社会的存在感が着目されてきている.社会的存在感は学習意欲の向上や学習満足度の向上に対して有効であるとされているが,これらの知見は1つの社会的存在感の概念で説明されたものではない.社会的存在感の考え方が複数存在し,その違いによって研究知見も異なる.システムデザインや協調学習の評価のためには,「社会的存在感」に関する考え方や知見が整理されていることが望ましい.本稿では「社会的存在感」概念に関する考え方をSHORTらの考え方,GUNAWARDENA,TUらの考え方,GARRISONらの考え方に大別し,それぞれの考え方ごとにどのような研究が行なわれているのかを整理する.またその3つの考え方にもとづく測定法を整理することで「社会的存在感」概念が何の評価に関わるのかを議論する.
- 日本教育工学会の論文
- 2010-01-20
著者
-
北村 智
東京大学大学院学際情報学府
-
山田 政寛
東京大学大学院情報学環
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北村 智
東京大学大学院情報学環
-
Kitamura Satoshi
The University Of Tokyo
-
Kitamura Satoshi
Faculty Of Communication Studies Tokyo Keizai University
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北村 智
Faculty Of Communication Studies Tokyo Keizai University
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北村 智
東京経済大学コミュニケーション学部
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