テレヘッド制御のための頸部筋電位を用いた頭部回転運動の推定
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概要
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テレヘッドを制御する際、約100msの制御系の時間遅延が生じるため、その遅延を補う必要がある。本研究では、実際の頭部運動よりも約100ms早く出現する筋電位を用いてテレヘッドを制御することを試みた。その結果、重回帰モデルを用いることで、姿勢保持時の頸部筋電位から被験者の頭部回転角をよく推定できた。さらに、動的な影響を考慮したモデルを用いることによって、静止時だけでなく頭部回転運動時の角度の推定できることを示す。また、それらの推定角度を用いることで、実際にテレヘッドを制御できることも確認した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2009-10-15
著者
-
森重 健一
富山県立大学工学部知能デザイン工学科
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平原 達也
富山県立大学工学部
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森重 健一
富山県立大学
-
平原 達也
富山県立大学
-
平原 達也
Ntt基礎研究所
-
平原 達也
日本電信電話株式会社nttコミュニケーション科学基礎研究所
-
平原 達也
Nttコミュニケーション科学基礎研究所:東京工業大学大学院総合理工学研究科
-
平原 達也
Ntt コミュニケーション科学基礎耕究所
-
黒川 貴行
富山県立大学
-
平原 達也
日本電信電話(株)
-
平原 達也
Atr人間情報科学研究所
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