48.ナシ果実の発育に伴う果肉および種子におけるジベレリン代謝酵素遺伝子の発現解析と新規果実肥大促進方法の開発(口頭発表)
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概要
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cDNA clones encoding a putative GA 20 oxidase (PpGA20ox1), two GA 3-oxidase (PpGA3ox1, 2), and one GA 2-oxidase (PpGA2ox1) have been isolated from pear. Expression analysis of these genes was done using RNAs from fruit and seed during development. PpGA20ox1 and PpGA3ox2 were specifically expressed in seeds, in contrast, PpGA3ox1 was expressed in fruit. PpGA2ox1 transcripts were abundant at young stage and were barely detected at later stage in fruit, while its expression was not detected at young stage and increased at later stage in seeds. Thus, PpGA2ox1 show opposite expression pattern in seed and fruit. Different space and time regulation of PpGA2ox1 indicates the mechanism that active GA should be predominant for seed growth at young stage and for fruit growth at later stage after embryo completion. GA has been used commercially for promotion of pear fruit growth. However, we found that exogenous GA was not fully effective for the fruit growth based on the expression analysis of GA biosynthesis genes, especially PpGA2ox1, due to higher catabolising active GAs in fruit. Therefore, we have developed the method for promoting fruit growth more effective using GA and prohexadione calcium, a potential inhibitor of GA20ox, GA3ox and GA2ox. Exogenous applied GA and prohexadione calcium were supposed to inhibit the catabolising active GA and to maintain active GA in fruit. Exogenous applied GA and prohexadione calcium resulted in getting larger fruit than GA only in pear.
- 2008-10-06
著者
-
板井 章浩
鳥取大・農学部
-
金城 慶一
鳥取大・農学部
-
田辺 賢二
鳥取大農学部
-
板井 章浩
鳥取大学農学部
-
久冨 哲也
鳥取大・農学部
-
千郷 峻弘
鳥取大・農学部
-
田辺 賢二
鳥取大・農学部
-
本田 久志
クミアイ化学工業(株)
-
田邊 賢二
鳥取大学農学部農学科園芸学研究室
-
Itai Akihiro
Faculty Of Agriculture Tottori University
-
板井 章浩
鳥取大・農
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