オペラントライフの視点
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
I. オペラントライフの提唱II. 実験的行動分析とオペラントライフ 枠組としての実験的行動分析 行動の分類 オペラント ライフ オペラントライフ 従来の心理学とオペラントライフIII. オペラントライフの視点からの具体的手法の考察 手法としての要因統制型、自然観察型及びオペラントライフ 個体の行動を規定するものとしての文化 基礎と応用結語In this paper, we proposed the idea of "Operant Life" as a new viewpoint for the psychological study of individual behavior in every day life situation. The main points of the proposal were as follows. 1) From the viewpoint of operant life, the aim of psychological study of individual behavior is to answer the question, "Why does the individual organism do as it does ?" by identifying the controlling variables in its environment. 2) We adopt the fundamental concepts from the experimental analysis of behavior (TEAB) initiated by B. F. Skinner. 3) We classify individual behavior into three categories, namely (1) respondent behavior, (2) instinctive behavior and (3) operant behavior, emphasizing the importance of the last one. 4) In our opinion, TEAB has at least two weak points. One is the elementalism and the other is so to speak universalism. TEAB ignores the dynamic interaction among operants and species-speciality of individual organism. In contrast with TEAB, operant life makes much of the wholeness and uniqueness of individual organism. 5) We define "culture" as the common mode of operant behavior in a given group inherited from generation to generation through environmental route contrasting with the common mode of respondent and instinctive behavior which is inherited through the genetic route. 6) Operant life seeks to develop new methods to uncover the controlling variables of individual behavior, which is not free from genetic and socio-cultural constraints. For this purpose, operant life extends observational time, space, and social factors as possible controlling variables for their own sake.
- 慶應義塾大学の論文
著者
-
山口 耕一
慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程(心理学)
-
佐藤 方哉
慶應義塾大学
-
樋口 義治
慶應義塾大学大学院社会学研究科(心理学)
-
望月 昭
立命館大学
-
望月 昭
慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程(心理学)
-
佐藤 方哉
帝京大学
関連論文
- 課題分析を使った指導の記録を就労支援に活用する
- P2-08 Yahoo!オークションにおける出品行動の頻度に対する報酬設定の効果(ポスター発表2)
- P1-06 学生ジョブ・コーチシステムという試み(4) : 実習ノートの書式による記述内容の変化(ポスター発表1)
- 視覚障害者のパソコン操作における晴眼者との共用マニュアルの効果
- 学生ジョブコーチという取り組み : 大学という資源の活用(自主シンポジウム29,日本特殊教育学会第46回大会シンポジウム報告)
- 「行動療法」から一歩進んで : 行動的ヒューマンサービスの現状と課題
- "社会的"強化スケジュールの研究〔II] : ハトとヒトにおけるChain FRx(A)FRy(B)を中心に
- ヒトにおけるDRLパフォーマンスに及ぼす教示の効果
- ヒトにおける強化スケジュールの研究(XI) : ルール規制行動と随伴性形成行動
- 知的障害を持つ個人の「自己決定」を援助するとは? : その目標設定と技術
- 障害者支援の現場において"いい仕事"をチームで行うには? : 連携・協働するチーム作りのノウハウとは?
- 人的介助と機器介助の比較 : 介助方法の自己選択が人的介助の評価に与える影響
- P4-16 PECSを用いた児童間のコミュニケーションの促進(ポスター発表4)
- P4-11 総合支援学校に通う生徒を対象にした自己確認記録表を用いたセルフ・マネージメント・スキルの獲得 : 自己の即時的な確認記録が自立的作業遂行に及ぼす効果の検討(ポスター発表4)
- P3-17 就労場面における知的障害者の作業記録の自立に向けた支援 : 支援ツールとしての時間計算定規と記録表の効果(ポスター発表3)
- P3-16 障害を持つ子どもに対する学業マネジメント・スキル形成の支援(ポスター発表3)
- P1-08 総合支援学校に通う生徒における報告言語行動の増大に関する写真の効果(ポスター発表1)
- Behavioral Human Serviceology at Twenty : What is a Heart of Behavior Analysis?
- メモリーノートを活用した体験実習におけるセルフ・マネージメントの効果と維持
- P2-24 仮想摂食場面での食物の魅力評定 : プリマックの原理との関連で(ポスター発表2)
- P1-39 視覚障害者のパソコン操作における晴眼者との共用マニュアルの効果(ポスター発表1)
- オペラントライフの視点
- いわゆる比較心理学について : その現状と課題
- PI-29 模擬店舗での実習における接客スキルの向上に向けたビデオモデリングの効果(ポスター発表I)
- PII-19 知的障害のある成人における施設外支援に対する学生ジョブコーチ支援 : セルフ・マネージメント行動の形成・維持に向けた支援内容の検討(ポスター発表II)
- 行動分析家が人を対象にした研究ならびに臨床的活動を実践するときに必要な倫理的配慮(学会企画シンポジウム(倫理委員会))
- P-59 後天性小児失語症における教示要求表現の形成(ポスター発表2,第23回年次大会)
- いま、われわれがなすべきこと : 「姥捨山問題」と行動分析
- 長期系列位置曲線に及ぼす強化の効果(A-5.認知2,A.口頭発表,VI.第7回大会発表要旨)
- 養護学校教師における自己決定支援パッケージの効果に関する検討
- 自閉症児における私的出来事のタクト獲得に関する予備研究
- 知的障害のある生徒に対する写真撮影を利用した報告言語行動の増大
- P1-24 総合支援学校生徒の就業体験実習におけるセルフ・マネージメント・スキル向上に向けた支援内容の検討(ポスター発表1)
- P1-33 発達障害児における携帯電話を使用した報告行動の獲得(ポスター発表1)
- P2-27 養護学校生徒の就労実習場面における金銭管理(ポスター発表2)
- P2-28 携帯電話における言語行動の機能(ポスター発表2)
- スポンジケーキの生地作りにおける泡立て行動に対するビデオ教示の効果
- 算数の応用問題はどこが難しいのか? : イントラバーバルとしての算数解法
- マトリックス訓練は日本語でも有効である : 言語遅滞児における多音節文タクトの獲得
- 作業遂行量自己報告場面における虚言の制御(D.ポスター発表,VII.第9回大会発表要旨)
- 《円卓心理学》の提唱 : 〈記憶〉を巡っての予備的考察
- 行動分析学における"パーソナリティ"研究(人間行動の実験的分析)
- コンピュータを用いた英単語綴り学習 : 正答率の統制と練習回数の効果の比較
- 時間抽出日記に見られる随伴性のパターンとスケジュールパフォーマンス
- コンピューターを用いた単語綴り学習 : セッション内正答率の統制が習得に及ぼす効果
- 随伴性契約と栄養学的指導による減量プログラム
- ハトにおけるトークン強化による定比率(FR)スケジュールの研究
- デンショバトにおけるスケジュール誘発性攻撃 : 他個体の強化スケジュールを消去に変える行動の場合(A-I.学習・行動,VI.第10回大会発表要旨)
- B-I-1 デンショバトに於けるトークンを用いた条件性強化の予備的研究(日本動物心理学会第50回大会発表)
- 福祉施設における「行動障害」への対処の実例を通して
- P1-05 学生ジョブコーチシステムという試み(3) : 仕事遂行メタスキルの獲得(ポスター発表1)
- 4・5歳児における強化随伴性によるコモン・アウトカム反応クラスの形成と制御
- 656 幼児における観察学習と模倣反応(VII) : 複数観察児場面における検討(2)(教授・学習6,教授・学習)
- 288 幼死における観察学習と模倣反応(III) : 2〜5才児における発達的変化(発達)
- O-3-06 ハトにおける系列反応(日本動物心理学会第58回大会発表要旨)
- 「行動分析学」という授業で何を教える?
- L9007 ゲーム事態を利用した要求的指さし(マンド型)と記述的指さし(タクト型)の訓練と相互関係
- P1-29 行動障害を呈する自閉症者への積極的行動支援 : 機能的アセスメントに基づくコミュニケーション行動の改善(ポスター発表1)
- 司法において心理学に期待されるもの、「罰なき社会」の探求(大会実行委員会企画シンポジウム,第23回年次大会)
- B-III-7 装置内・外の条件の変化がラットの選択方法に及ぼす効果について(日本動物心理学会第53回大会発表要旨)
- P1-11 就労実習におけるスケジュール表導入による生徒の行動の変化(ポスター発表1)
- 特別支援教育と行動分析学(招待講演)
- ○から×へ : 冨安芳和先生を偲んで
- P1-27 養護学校生における接客スキルの形成 : メモリーノートを用いた支援の試み(ポスター発表1)
- P1-03 学生ジョブ・コーチシステムという試み(1) : 学生がジョブコーチを行う意味(ポスター発表1)
- P-47 大学、養護学校、大学生協が連携した「学生ジョブコーチシステム」の試行(ポスター発表2,第23回年次大会)
- P1-4 選択機会設定による認知症高齢者の活動性への効果(ポスター発表1)
- P-41 通常学級に通うADHD児のための選択機会を伴う受容的環境の検討 : 逸脱行動に対する「行ってきますカード」手続きの効果(ポスター発表2,第23回年次大会)
- P-11 通常学級における特別なニーズを必要としている生徒に対する支援の在り方について : 教員補助者による生徒、学校への新たな試みから(ポスター発表1,第23回年次大会)
- P56 ADHD 児における選択機会を用いた集団遊び参加の支援
- 幼児の観察学習における観察前自己試行の効果
- 5-6歳児における継時弁別課題の観察学習
- P-12 行動分析的理念に基づく「ひきこもり」援助 : ファーストステップ・ジョブグループ(ポスター発表1,第23回年次大会)
- Participatory Action Research (PAR)の概念分析 : PARが行動分析学にもたらす示唆とは何か?
- 日常行動のなかのスキャロップ : 観察反応を中心とした時間に基づくスケジュールの下での人間行動71例
- 幼児における社会的行動の行動分析的研究
- 幼児における社会的行動
- 行動分析学の理論的枠組(2)オペラント
- B.F.スキナーの言語行動論を学ぶ : 徹底的行動主義の理解のために
- 行動分析学と医学 : すこやかな関係を
- 日本行動医学会第4回学術総会ならびに日本行動分析学会第15回次大会の合同開催にあたって
- 小川隆先生のご逝去を悼む
- 小川隆先生弔辞
- スキナーを21世紀に活かす : 架空講義録(スキナーを21世紀に活かす)
- 第二言語学習者にみられる母語の影響
- 認知科学と行動分析学とのは可能か(100集記念号)
- 行動分析学の理論的枠組(1)弁別刺激
- 文字探索課題場面における弁別刺激としての純音の閾下効果
- P-III-A-8 方向指示刺激を用いたラットの自発的近道 日本動物心理学会第51回大会発表要旨
- P-III-8 方向指示刺激に従った迷路走行行動の新出発点, 新経路, 新奇実験室環境への転移(日本動物心理学会第50回大会発表)
- A-I-1 ハトにおける障害物撤去問題の解決におよぼす先行訓練の効果(日本動物心理学会第50回大会発表)
- 上海市の一小学校におけるトークンによる非両立行動分化強化の試み
- P1-04 学生ジョブコーチシステムという試み(2) : 養護学校生徒の飲食店実習援助における学生ジョブコーチの役割(ポスター発表1)
- P-14 猫のベンチに座ってください : 具体的でポジティブな指示による迷惑行為の軽減(ポスター発表1,第23回年次大会)
- P53 ケアリング行動のためのパフォーマンス・マネージメント : ICU 入室患者における状況的危機への介入
- D-8 知的障がい者の分類作業における作業量・作業精度向上に対するセルフ・チェックの効果 : 信号検出理論に基づく分類カテゴリーの利用(ポスター発表)
- 行動障害を呈する自閉症者への積極的行動支援--機能的アセスメントに基づくコミュニケーション行動の改善
- P2-29 模擬喫茶店舗における知的障害をもつ成人に対するビデオモデリングとセルフ・モニタリングの介入パッケージの効果(ポスター発表II)
- P1-17 従業員主体の組織改善提案を引き出す対話型ワークショップの相互作用の分析(ポスター発表I)
- P2-27 知的障がいのある高等部生徒の就労実習における職業行動への自発的関与を促進する条件(ポスター発表II)