魚類白血球のスーパーオキサイド(O_2^-)産生能の特徴とキラヤサポニンの産生能への影響

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概要

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モルモットやブリの腹腔内浸出多形核白血球の各種刺激物の違いによるO_2^-産生能の特徴について検索した。また,細菌性魚病に対して延命効果を示す植物由来天然生理活性物質のサポニンによる,免疫担当細胞の多形核白血球のO_2^-産生能におよぼす効果について検索した。fMLP刺激によるO_2^-産生能は,形質膜に存在する受容体の状態により大きく影響されるため魚類白血球では一定した結果は得られなっかたが,モルモットではサポニン添加により促進(10μg/ml以下)ならびに阻害効果(高濃度)が認められサポニンによる形質膜の修飾が推察された。また,PMA刺激によるO_2^-産生能におよぼすサポニンは濃度依存的に阻害効果を示し,その分子構造から抗プロモーション作用を有していると推察された。

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