歯科X線写真のための位相限定相関法を用いた高精度位置合せアルゴリズム(画像処理・表示,<特集>医用画像論文)
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概要
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歯科X線写真は,歯を治療する際の方針を立てるため,また大規模な災害における犠牲者の身元を確認するために用いられている.歯科X線写真は,複雑で狭い口腔内にフィルムを入れて撮影するため,同じ人の同じ口腔内領域を撮影したとしても非線形なひずみが生じてしまう.正確な治療や身元確認のためには,X線写真の高精度な位置合せが重要となる.本論文では,位相限定相関法(Phase-Only Correlation: POC)を用いた高精度な位置合せアルゴリズムを提案する.画像を二次元離散フーリエ変換して得られる位相情報は,画像の位置合せと照合に極めて有効である.歯科X線写真を用いた性能評価実験を通して,提案アルゴリズムがひずんだ歯科X線写真にも有効であることを示す.
- 2008-07-01
著者
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青木 孝文
東北大学大学院情報科学研究科
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青木 孝文
東北大学 大学院情報科学研究科
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伊藤 康一
東北大学大学院情報科学研究科
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小菅 栄子
篠原歯科医院
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鹿島 勇
神奈川歯科大学歯学部放射線学講座
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二階堂 旭
東北大学大学院情報科学研究科
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小菅 栄子
神奈川歯科大学顎顔面診断科学講座
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川股 亮太
神奈川歯科大学顎顔面診断科学講座
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伊藤 康一
東北大
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鹿島 勇
神奈川歯科大学顎顔面診断科学講座
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鹿島 勇
神奈川歯科大学顎顔面放射線科
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鹿島 勇
神奈川歯科大学歯科放射線学講座
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鹿島 勇
神奈川歯科大学 歯保存
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Aoki Takafumi
Graduate School Of Information Sciences Tohoku University:(present Address)presto Jst.
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川股 亮太
神奈川歯科大学
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