事例演習を軸にした介護技術演習授業の効果 : フォーカスグループを用いて(第2報)
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概要
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2006年度より介護技術演習の授業では、従来の教員の模範を繰り返す演習方法から事例を用いたグループ演習をおこなう学生参加型演習授業(事例演習)の試みを開始した。昨年介護福祉学科II部(夜間課程)を対象とし、その授業効果をグランデット・セオリー・アプローチを用いて分析した。その結果、コアカテゴリーとして【授業への構え】【相互的な学習活動体験】【介護技術に対する知識から理解への変化】【授業に対する価値付け】が抽出され、相互の関係性が導き出された。今年度は介護福祉学科I部(昼間課程)の学生を対象として同様の調査を行った。その結果、コアカテゴリーの多くに共通点が見られたが、II部学生では見られなかった【経験のなさからくる学習の深まりの困難】というコアカテゴリーが挙がった。介護現場での体験を持たない学生が事例演習を行う上では、事例ができるだけ具体的にイメージできるような工夫が必要である。又、事例演習の授業効果をより高めるためには事例演習科目の配当時期としては、第1段階、第2段階実習を終えた、2学年前期の時期が適切であろうということが、明らかになった。
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