障害児の寄宿舎における生活教育
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概要
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障害児学校寄宿舎とは盲学校、聾学校及び養護学校に付設された教育機関であり、我が国では創設期から数えると120年を超える歴史をもっている。歴史的経過の中で、寄宿舎における舎生への生活援助は単なる「障害児の世話」から「教育的価値ある活動」としてとらえられるように変化してきた。1970年代以降は、障害児の権利保障や発達保障と結びつき、障害児を生活の主体とし、寮母(寄宿舎指導員)自らが運動と実践の主体となって「生活教育」としての展望を切り開いてきた。今日においても、寄宿舎は社会環境を反映した新たなニーズを含みながら、障害児やその家族にとって必要とされている。しかしながら国や地方自治体は「地域での障害児教育を推進する」という方針から、寄宿舎の新設校への不設置や廃舎が進んでいる状況にある。時代を経た今日においても、寄宿舎は障害児やその家族にとって教育的意義や社会的意義を持ったものであり、現代においての寄宿舎の存在意義や社会的価値を明確にする必要がある。
- 2005-03-25
著者
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