挿管後気管狭窄に対する頸部気管管状切除輪状軟骨気管吻合術の1例

元データ 1995-07-15

概要

挿管後気管狭窄に対する治療はいまだ容易ではない.最近,我々は本症の1例を経験し輪状軟骨気管軟骨吻合を行い治癒し得たので報告する.症例は32歳の男性で,睡眠薬の多量服用により昏睡状態となり,12日間の気管内挿管を受け,1ヵ月後に気管狭窄による呼吸困難が出現した.瘢痕性狭窄の主部は高位気管であったが一部声門下腔下縁まで及んでいた.狭窄部直下に気管切開を行い気道を確保した後,輪状軟骨を温存して狭窄部気管を約5cm切除し,輪状軟骨気管吻合術を施行した.声門下肉芽組織は完全には切除出来なかったが,術後経過は良好で,吻合部狭窄は全く認めず,また発声障害も起こさなかった.

著者

三浦 隆 大分医科大学腫瘍病態制御講座(第二外科)
内田 雄三 大分医科大学第2外科
葉玉 哲生 大分医科大学第2外科
田中 康一 大分県 厚生連 鶴見病院 呼吸器外科
葉玉 哲生 大分大学 腫瘍病態制御講座
田中 康一 大分医科大学第2外科
吉松 俊英 大分医科大学心臓血管外科
吉松 俊英 国家公務員共済組合連合会新別府病院心臓血管外科
岡田 秀司 大分医科大学第二外科
岡田 秀司 大分医科大学 腫瘍病態制御講座
葉玉 哲生 大分医科大学
田中 康一 大分医科大学第2内科
三浦 隆 大分医科大学第2外科
内田 雄三 大分医科大学 外科第二
岡田 秀司 大分医科大学 外科第二
田中 康一 大分医科大学 外科第二

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