特発性血気胸の3症例

元データ 1998-11-15 特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会

概要

当科において特発性血気胸の3症例を経験した.症例1は, 5日間の保存的治療後, 総出血量が2, 000mlを越えたため待機手術(標準開胸術)を施行した.胸腔鏡下手術導入後の症例2, 3は, 特発性血気胸の診断後早期に胸腔鏡下手術を施行した.総出血量は比較的少量であった.出血の原因は, 3症例いずれも肺尖部の壁側胸膜との間に存在する血管を含んだ索状癒着が気胸により破綻したためであり, 出血部位はいずれも壁側胸膜の索状物であった.胸腔鏡下手術においても, 凝血塊の除去および出血部位の同定と止血操作は充分可能であった.総出血量を抑制し, 輸血を避けるためにも, 診断後早期に胸腔鏡下手術を施行するのが望ましい.

著者

河野 洋三 大分医科大学腫瘍病態制御講座(第二外科)
三浦 隆 大分医科大学腫瘍病態制御講座(第二外科)
在永 光行 大分医科大学第2外科
中城 正夫 大分医科大学第2外科
内田 雄三 大分医科大学第2外科
田中 康一 大分県厚生連鶴見病院
明石 雄一 大分大学医学部医学科腫瘍病態制御講座
在永 光行 大分医科大学 第二外科
中城 正夫 大分医科大学 病理学講座第1
庄司 剛 大分医科大学第二外科
中城 正夫 大分大学第二外科
明石 雄一 大分医科大学第2外科
田中 研一 大分県厚生連鶴見病院呼吸器外科
三浦 隆 大分医科大学第2外科
内田 雄三 大分医科大学 外科第二
河野 洋三 大分医科大学第2外科
庄司 剛 大分医科大学第2外科

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