2型直腸癌が先進部となった成人直腸腸重積症の1例

元データ 2009-03-01 日本大腸肛門病学会

概要

症例は79歳,女性.食欲不振および全身倦怠感を主訴に当院内科に入院し治療していたが,下血を認めたため外科に紹介となった.直腸内視鏡検査および腹部CT検査で直腸癌を先進部とする腸重積症と診断した.イレウス症状は軽く待機的に低位前方切除術を予定していたが,転科後3日目に施行した直腸内視鏡検査で血流障害を認めたため,同日緊急開腹手術を行った.手術はHutchinson法で容易に重積が解除されたため,その後は通常の低位前方切除術を施行した.切除標本で,直腸S状部(RS)に直径3.3×2.5cmの2型腫瘍を認め,この腫瘍を先進部として腸重積をきたしていた.直腸癌とくに2型直腸癌を先進部とする成人直腸腸重積症は極めてまれであり,若干の文献的考察を加えて報告する.

著者

野口 剛 大分大学消化器外科
森山 初男 大分大学救急医学
野口 剛 大分大学医学部消化器外科
内田 雄三 大分医科大学第2外科
藍澤 哲也 西田病院外科
内田 雄三 西田病院外科
内田 雄三 新別府病院(共済) 呼吸器外科
野口 剛) 大分大学消化管外科
内田 雄 大分医科大学第二外科
野口 剛 大分大学第一外科
野口 剛 大分医科大学第2外科
野口 剛 横浜市立大学泌尿器病態学

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