交流分析に基づくユーザ感情を用いた行動決定モデルの構築(セッション3,<特集>あったかいインタラクション)

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概要

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本稿ではユーザの感情を用いた人とコンピュータのインタラクションについて述べる。HCIにおいて人間同士と同等のインタラクションを実現するためには、システムが人間のような個性を備える必要があると考えられる。そこで、心理学分野の交流分析におけるエゴグラムを用いて人間の性格モデルを構築し、人間の内部状態である「自我」を用いたシステムの行動決定モデルを提案する。ユーザの自我状態推定およびシステムの自我状態決定は交流パターン分析に基づいている。また、モデルの有効性を検証するため、宮澤賢治モデルを作成し、ユーザと宮澤賢治システムの感情的なインタラクションの実現方法を述べる。さらに公共の場での評価実験を行うため、システムを実装し考察する。
2009-01-19

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