現代木造住宅の矩計類型等に関する考察
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概要
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本文は出版社からの依頼により2008 年7月に刊行となった著書「木造住宅納まり詳細図集」(エクスナレッジムック・共著)の執筆の際に行った研究をまとめたものである。出版社からの依頼では、木造住宅の納まり(ディテール)の詳細を記した書籍の数は少なく、現在までは「おさまり詳細図集(1)木造編」(理工学社・近江榮監修/筋野三郎・畑中和穂共著)がその代表するもので、これが現在まで59 版の再版を重ねている他は非常に数が少ないということであった。またこの書についても1972 年に発行された後は大きな改編もなく当時の木造住宅のディテールを解説するのに留まっているということで、現在の木造住宅に関するディテールを扱った書籍を発刊したい旨から今回の研究に至っている。出版については同出版社が発行している建築専門月刊誌「建築知識200701 号」ではじめに100 項の特集号として出版され読者の反応をみている。筆者はその際の執筆も担当した。売れ行きも好調なことからその後200 項まで増やし、本年(2008 年)7 月15 日に同社より出版された。筆者は巻頭の序章と1章「内部仕上げ編」、2章「外部仕上げ編」を担当した。巻頭序章では現代住宅の矩計を体系的に類型化するなどの分類を試みた。本旨はその際に行った現代住宅の類型、屋根・外壁の類型、矩計の類型等の考察をまとめたものである。
- 2009-03-25
著者
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