受聴位置選択型音場再現のためのブラインド音源分離を用いた多マイクロホンアレー信号の符号化(音響信号及び音声処理、エンハンスメント/一般)
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概要
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本論文では,受聴位置が選択可能な音場再現の構成法について述べる.本提案手法は,任意視点画像生成技術と統合することで,任意視聴点から情景鑑賞できるシステムを構築することが目的である.音場内に存在する音源信号と位置で構成される音源情報を抽出し,立体音響効果を用いて音像を制御することで,任意位置の音場を再現する.音源情報を推定するために,周波数領域ICA(Independent Component Analysis)を用いる.全周波数にわたる周波数成分を空間類似性に基づいてあらかじめ設定された数の局所空間にクラスタリングする手法を提案する.分類された周波数成分で構成された局所混合信号は,空間関係の近い信号が混合されていると考えられる.実験では,低残響下にて,6つの音源が存在する音場を48本のマイクロホンを用いて収録した.X-A-B試験法による主観評価実験から,提案したアルゴリズムによって,元の音場がよく表現されていることが確かめられた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2008-02-29
著者
-
武田 一哉
名古屋大学大学院情報科学研究科
-
丹羽 健太
名古屋大学大学院情報科学研究科
-
西野 隆典
三重大学大学院工学研究科
-
西野 隆典
名古屋大学情報メディア教育センター:(現)三重大学大学院工学研究科
-
武田 一哉
名古屋大 大学院情報科学研究科
-
武田 一哉
名古屋大学情報科学研究科
-
武田 一哉
名古屋大学工学部
-
武田 一哉
名古屋大学
-
西野 隆典
名直屋大学情報メディア教育センター
-
丹羽 健太
日本電信電話NTTサイバースペース研究所
-
丹羽 健太
名古屋大学大学院:日本電信電話株式会社NTTメディアインテリジェンス研究所
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