南極観測隊装備ウェアの研究開発
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概要
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南極地域観測隊員が着装しているウェアを改善するために,観測隊員に聞き取り調査を行った.その結果,極地では動作の種類が多く,作業性を高めるには,「ゆとり量」が一般の衣料に比べ必要であった.また,設営などの作業では,一時的に体温の上昇があることから,汗や顔の周りの霜の対策が重要であることなどを考慮し,開発ウェアには,ポリエステル,ナイロン等の化学繊維(糸)に各種機能(透湿防水,保温,帯電防止など)を付与し,加工した機能性繊維を使用し,透湿・防水・帯電防止・保温性を高めた.また,被服構成(パターン)も考慮した.デザインコンセプトは,「南極観測隊員は,研究者と研究を支えるスタッフ」ということを観察者に示し,「機能性に優れた,知的でスタイルをよくみせるウェア」の研究開発を試みた.
- 2008-07-30
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