ポートフォリオを教授ツールとして活用する授業設計の検討 : K看護専門学校における英語のライティング学習を事例として
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概要
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ポートフォリオは,目的つき学習ファイルである.また,その適用には授業設計が必要とされる.看護専門学校生を対象とした英語のeメールライティング学習で,ポートフォリオを教授ツールとして活用する授業を設計した.同授業には,本ポートフォリオを特徴づける(1)ポートフォリオ作成のガイドラインの事前明示,(2)授業の振り返りを記述するゴールカード,(3)学習成果を共有する場としてのカンファレンス,(4)学習方略の意図的教授が組み込まれた.事後アンケート調査の結果,同授業がARCS動機づけモデルの観点から肯定的に評価され,また,ポートフォリオ活用の利点である学習の振り返りや修正における効果が示された.さらに,事前・事後アンケート調査の結果,学習方略使用意識の高まりが確認された.加えて,eメールライティングに関する事前・事後テストの結果,ライティング能力の量的側面の向上に効果が期待できることが示唆された.
- 日本教育工学会の論文
- 2007-05-20
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