P-079 嗅細胞の軸索に発現するTRPV2の生理的意義(ポスターセッション,2007年度日本味と匂学会第41回大会)
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概要
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マウス単離嗅細胞を用いてTRPV2アゴニストである2-aminoethoxydiphenyl borate(2-APB)及びインスリン様成長因子-I(IGF-I)による嗅細胞内カルシウム濃度変化について検討した。雄性C57BL/6マウスの鼻中隔から粘膜を剥離し、嗅上皮組織試料とした。嗅上皮においてTRPV2とIGF-I受容体がともに発現していた。2-APB刺激に対する細胞内Ca2+濃度について検討し、細胞内Ca2+濃度上昇は主に細胞外からのCa2+流入によるものであることが示唆された。また、IGF-I刺激による細胞内Ca2・濃度上昇は、主に細胞外からのCa2+流入によるものであることが示唆された。IGF-Iによる嗅細胞内のCa2+濃度上昇機構にTRPV2を介した細胞外からのCa2+流入が関与している可能性が示唆された。
- 日本味と匂学会の論文
著者
-
高草木 薫
旭川医科大学生理学講座神経機能分野
-
高草木 薫
旭医・生理・神経機能
-
高草木 薫
旭川医科大学医学部第2生理学
-
神山 直也
旭川医科大学生理学講座神経機能分野
-
神山 直也
旭川医大・医・生理・神経機能
-
松井 等
旭川医大・医・生理・神経機能
-
高草木 薫
旭川医大・医・生理・神経機能
-
柏柳 誠
旭川医大・医・生理・神経機能
-
松井 等
旭医・生理・神経機能
-
柏柳 誠
旭川医科大学生理学講座神経機能分野
-
柏柳 誠
旭川医大・医・生理学・神経機能
-
神山 直也
旭川医大・生理・神経機能
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