5.匂い情報の受容に見られる生理的な変動(<総説特集>匂いのもつ生理機能発現への道筋)
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概要
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妊娠するとそれまでに経験しないような匂いに対する感じ方をするように、同じ匂いでも体の状態により応答性が変化する。ラットでは、オスが性経験すると発情期のメスの尿フェロモンを好むようになることが報告されてきた。我々は、オスが性経験すると副嗅球の限られた領域が発情期のフェロモンに対する応答性が亢進することを見出した。本小論では、ステロイドホルモンの変化およびステロイドホルモンの神経系への作用を中心に、性経験によるフェロモン応答性変化の機構を考察する。
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- 第1回国際鋤鼻研究会(Brain, Nose and Pituitary-International Symposium)に参加して
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