高速艇における繰返し衝撃・振動の人間工学的評価法-II

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概要

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本論文は,第一報で提案した評価方法で求められた,三つの型のテスト艇の結果を提供し検討している。評価は乗心地指数,振動感覚量,脊柱の傷害にかかわる動力学的反応指数(DRI)が使用された。これらの方法は,それぞれの高速艇の特性によって,また海上の波高,対船波向,船速の測定条件によって,それぞれ適確に人間耐性からの評価を可能とする。注目すべきことは,操舵手用防振椅子の上部は操舵手椅子下の床に比べて評価値が特に大きいことである。防振椅子の効果について再検討すべきである。また,波高率が5または6以上ではDRIが脊椎の変形にかかわるような大きさになることが多く,将来DRIによる繰返し衝撃,振動の評価基準を新しく提案する必要がある。
1982-02-25

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