有害液体貨物の海上流出拡散挙動の解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The purpose of this report is to estimate the dangerous zone when a tanker leaks floating hazardous liquid cargo by an accident. The differential equation about the radius of liquid spreading on the sea surface has been obtained from the relation between its potential, kinetic, and viscositic energies, and from its vaporization. Furthermore numerical calculations have been made of several kinds of chemical substances by this equation. Its values have proved to agree with those of numerical simulations by the Simplified Marker and Cell method in case of an actual leak from a tanker. On the other hand, the vaporized gas concentration in atmospheric diffusion it has been obtained from a numerical simulation based on the Box Model. These results show that the dangerous zone becomes wider with an increase of saturated vapor pressure until it reaches nearly almost 155mmHg (n-hexan). The dangerous zone stretches far 800m from the broken point of tank when 150m^3 volume of n-hexan has been diffused into the neutrally stable atmosphere with wind velocity of 0.5m/sec.
- 社団法人日本航海学会の論文
- 1989-09-20
著者
-
村山 義夫
財団法人海上労働科学研究所
-
村山 義夫
海上労働科学研究所
-
鈴木 淑夫
海上災害防止センター防災部
-
岩永 義幸
海上災害防止センター
-
古室 雅義
海上保安大学校
-
田口 浩一
芙蓉情報センター
関連論文
- 操船事故の人的要因調査についての考察
- 未然事故調査法の開発と応用-I
- 海難に関係する要因の関連について
- 未然事故調査試行結果と事故との比較
- 未然事故調査試行結果について
- 船員のワークロードに関する研究-II : 操船者の心拍変動よりみた自律神経機能の変化
- 高速艇における繰返し衝撃・振動の人間工学的評価法-II
- 高速艇における繰返し衝撃,振動の人間工学的評価法 I
- 全身振動の双眼鏡視力に及ぼす影響
- 操船者のストレス評価についての一考察
- 財団法人 海上労働科学研究所(シリーズ「研究所紹介」)
- 未然事故調査法の開発と応用-IV : 海上交通環境の影響による未然事故の要因について
- 未然事故調査法の開発と応用-III
- 未然事故調査法の開発と応用-II
- ヒヤリ調査をもっと生かそう--安全対策を生かすには (特集 タンカー海難)
- ヒヤリハットを生かす(6)ヒヤリの状況
- ヒヤリハットを生かす(5)どのように調査するか
- ヒヤリハットを生かす(4)調査で何を知ればよいか
- ヒヤリハットを生かす(3)ヒヤリハット調査と船舶事故調査
- ヒヤリハットを生かす(第2編)事故防止対策のための事故調査へ
- 主要記事 ヒヤリハットを生かす(第1編)船舶事故はなぜ、どうして起こるか
- 6. 船舶事故にみるヒューマンエラーと疲労研究の重要さ (第51回産業疲労研究会)
- [ISHFOB'95]報告
- 高速艇における繰返し衝撃,振動の人間工学的評価法(最終報告)
- ケミカルタンカ-における作業環境と船員の有機溶剤曝露の実態
- 238 ケミカルタンカー乗務員の有機溶剤への曝露について(有機溶剤,一般講演,第9回日本産業衛生学会・第40回日本産業医協議会)
- 居眠り海難の分析-III : 海上居眠り事故の特性
- 居眠り海難の分析-II : 海難の類型化と居眠り因子の因果関係
- 居眠り海難の分析-I : 居眠り要因分析
- 油流出事故による海洋汚染とその対策
- 流出原油による海洋汚染とその対策
- 有害液体貨物の海上流出拡散挙動の解析
- 海上の油汚染事故と対策
- 船槽外放出ガスの挙動-II
- 船槽外放出ガスの挙動-I
- 船艙内における毒性ガスの拡散と危険性評価
- 航路操船の困難度とワークロードの関係
- 船員のワークロードに関する研究-I : 海難と生体リズムの関係
- 疲労と海難について : IMO/ILO合同委員会における検討及び研究の動向
- 438 時差を伴う航海における船員の睡眠(労働生理,一般演題,第64回日本産業衛生学会・第50回日本産業医協議会)
- 2.有害蒸気の自己拡散式個人モニター法について : 検知管法の簡易モニター容器への応用(第144回関東地方会例会)
- 赤潮発生予測のための閉鎖性海域リアルタイムモニタリング
- 有機溶剤蒸気の比色式ガス拡散型個人モニタ-に関する検討
- 流出油の処理 (石油と環境--汚染の影響と技術対策)
- アラスカにおける原油流出事故
- 海上交通のインシデント(ヒヤリハット)調査 (特集 交通・輸送の安全)