船員のワークロードに関する研究-II : 操船者の心拍変動よりみた自律神経機能の変化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The purpose of this study is to investigate the mehtod of estimating navigators' work-load by the autonomic nervous activities which are given by the spectral analysis on the changes of heart beat interval (R-R interval). Experimental ships manoeuvring tasks in the simulator, which were on fairway with other vessels, were performed by four subjects that were 3 captains and a chief officer. We recorded a R-R interval during the tasks and analyzed the changes of the records every for 5 minutes by means of Coarse-graining spectral analysis (CGSA method). We accumulated power spectrum of three frequency bands; Lo=0〜0.15Hz, Hi=0.15〜0.8Hz, total=0Hz〜, Lo/Hi and Hi/Total were calculated to evaluate sympathetic (SNS) and parasympathetic (PNS) nervous activities. The SNS activities increased and the PNS activities decreased when there were vessels which were crossing or nearing. On the contrary, when those vessels didn't exist, the SNS activities decreased and the PNS activities increased. We calculated the average number of other vessels that crossed or closed to their vessel every for 5 minutes to evaluate the marine traffic environment. It was not recognized that the correlation between the average and heart rate. However, there was the positive correlation between the average and the SNS. These results suggest that the method of estimating by autonomic nervous activity by CGSA on heart beat interval changes is a useful to evaluate navigators' work-load.
- 社団法人日本航海学会の論文
- 1997-03-25
著者
-
市原 信
東京家政学院大学家政学部
-
小林 敏生
東京商船大学
-
遠藤 真
富山商船高等専門学校
-
小林 弘明
東京商船大
-
村山 義夫
財団法人海上労働科学研究所
-
遠藤 真
富山商船高専
-
加藤 和彦
(財)海上労働科学研究所
-
重田 茂夫
(株)郵船海洋科学
-
村山 義夫
(財)海上労働科学研究所
-
阪口 泰宏
ナビックスライン(株)
-
加藤 和彦
財団法人 海上労働科学研究所
-
小林 敏生
東京商船大
-
市原 信
Shin Ichihara
-
市原 信
東京家政学院大学人文学部
関連論文
- PD-05 日常生活での生理反応のフィードバックについて(一般発表(ポスター&デモ),第37回日本バイオフィードバック学術総会抄録集)
- 海技の教育訓練方法に関する研究 : 海技の修得特性について
- 練習船若潮丸の操船シミュレータ(IAIN '97)
- 無極静功による血中セロトニン、血中β-エンドルフィン濃度の変化
- 浮体構造物における作業環境に対する影響調査
- 108.低血圧者の活動期・就眠期における自律神経活動の変化と血中ホルモン濃度
- 339.〈無極静功〉による心電図R-R波間隔の変動及び血中カテコールアミン、セロトニンの変化
- 126.導引保健功による心電図R-R波間隔の変動
- 298.血圧降下剤と運動が血圧と加速度脈波々形に及ぼす影響 : 症例研究
- 6.加速度脈波波形に及ぼす運動と血圧降下剤の影響(症例研究)(一般演題,平成3年度東海地方会学会)
- 394.某大学職員の年代別加速度脈波波形 : 代謝,加齢,女子
- 316.歩行運動が高齢者の血圧及び加速度脈波に及ぼす影響 : 呼吸,循環
- 交代制勤務者における自律神経機能評価に関する研究 : 職域における動脈硬化性疾患の病態と進展に関与する因子
- 新たな第一歩を踏み出した商船教育(商船教育の針路)
- 練習船を活用した商船教育の実践事例
- 富山商船高等専門学校練習船「若潮丸(IV世)」竣工
- 若潮丸IV世のデータ処理システム
- MARSIM'03 開催報告
- 第23回国際水槽委員会 本会議出席報告(国際会議出席報告)
- 操船シミュレータによる海事教育訓練とその評価方法(日中航海学会)
- 入港操船時の操船者特性について(日中航海学会)
- 船舶操縦システムにおける知的インターフェイス
- ヒューマン・ファクター研究と操船シミュレータ(操船シミュレータの活用と展望)
- 「それは足からはじまった」, 編集代表:家田仁, 東京大学・交通ラボ著, A5判, 418頁, 定価 3,200円(税別), 2000年6月6日発行, 技報堂出版
- 浅水域における二軸二舵船の操縦性能に関する研究
- 海技の習熟特性に基づく必要訓練時間の研究
- 操船事故の人的要因調査についての考察
- 標準的操船計画とその応用
- 航行環境評価と操船シミュレータの役割(操船シミュレータの活用と展望)
- 未然事故調査法の開発と応用-I
- 航行安全に関する研究と操船シミュレータ(操船シミュレータ-航行安全とシミュレータ-)
- 海難に関係する要因の関連について
- INSLC操船シミュレータ教育訓練国際共同研究プロジェクトについて
- 未然事故調査試行結果と事故との比較
- 小型船遠隔安全管理システムの検討と試作 : コンセプトとシステム構成
- 船舶運航のシステム化(その2)人・船・環境の強調を目指して
- 練習船若潮丸の操船シミュレータ(IAIN '97)
- 未然事故調査試行結果について
- セミナー:船舶操縦に関するシミュレータの活用 : 教育訓練と運航環境の評価:開催報告
- マリン・シミュレーションと操縦性能に関する国際会議参加報告
- 練習船「若潮丸」の操縦性能推定-II : サイドスラスタ模型試験
- 船員のワークロードに関する研究-II : 操船者の心拍変動よりみた自律神経機能の変化
- 職域定期健康診断の評価(4) : 健診受診回数と医療費との関連
- 職域定期健康診断の評価 (2) : 肝機能検査の有効性の検討
- 職域定期健康診断の評価(1) : 尿糖検査と糖尿病との関連
- 職域健康診断の評価 (3) : 心電図検査所見と突然死との関連
- 4)運動負荷時呼気ガス分析
- 操船シミュレータによる教育・訓練法の提案
- 操船技術の要素技術展開について
- 練習船「若潮丸」の操縦性能推定-I : 風洞水槽試験と舵の単独性能試験
- CPP装備船のピッチゼロ時の船首振れについて-I : ピッチゼロ時の転舵効果とその可視化
- 低レイノルズ数流れの可視化
- 回流水槽における流れの可視化
- 富山商船高専回流水槽の現状について(II) : 曳航水槽との比較実験による性能評価
- 富山商船高専回流水槽の現状について(I) : 昭和56年度当時とその後の改良の試み
- プロペラ動力計の導入による抵抗・推進性能試験の完遂について
- F.R.P.9mカッターの帆走性能について
- 居眠り海難の分析-III : 海上居眠り事故の特性
- 居眠り海難の分析-II : 海難の類型化と居眠り因子の因果関係
- 居眠り海難の分析-I : 居眠り要因分析
- 4.ケータイによる授業ノート作成時のストレスについて(一般発表,第36回日本バイオフィードバック学会学術総会抄録集)
- 大学授業におけるコミュニケーションについて その2 「心理学実験」授業におけるデータ分析
- 11.ケータイ電話とストレスについて(ブログへのアクセスを中心に)(一般発表,第35回日本バイオフィードバック学術総会抄録集)
- 8. モバイル端末操作時の心身の状態について(第34回 日本バイオフィードバック学会学術総会抄録集)
- 8. ネットワーク時代におけるパソコン作業について : 生理心理的検討(一般発表,第33回 日本バイオフィードバック学会学術総会抄録集)
- 7. CAD作業時の姿勢フィードバックについて(第32回日本バイオフィードバック学会学術総会抄録集)
- 14. パソコン作業時の姿勢とストレスの関係について(第31回日本バイオフィードバック学会総会抄録集)
- 生活環境におけるパーソナルロボットについての研究(2) -- ユーザーの視点からの検討
- 生活環境におけるパーソナルロボットについての研究
- 16.パソコンのマウス作業と姿勢の関係について(第30回日本バイオフィードバック学会総会抄録集)
- 1.パソコン入力と作業環境の関係(姿勢の影響について)(筋電図バイオフィードバックとリハビリテーション)
- パーソナルロボットのイメージに関する研究
- パソコンの使いやすさに関する実験的研究
- パソコンの使いやすさに関する実験的研究
- 演題27.パソコン入力作業時の筋活動と心身の変化(第28回日本バイオフィードバック学会総会演題抄録)
- マルチメディアとバイオフィードバックの可能性
- S-1-2 マルチメディアとバイオフィードバックの可能性(第24回日本バイオフィードバック学会総会演題抄録)(SYMPOSIUM 1未来のバイオフィードバック)
- 演題24. バイオフィードバックにおけるマルチメディア技術の活用(第23回日本バイオフィードバック学会総会演題抄録)(一般発表)
- 富山商船高等専門学校新練習船若潮丸IV世について : 洋上高専への再出発
- 避航操船における操船者の取得する視覚情報について : 昼,夜の影響
- 富山商船高等専門学校船舶操縦シミュレータについて : システム構成と画像創成
- 家族歴からみた本態性高血圧女性に対する運動療法の効果
- 交代制勤務者の睡眠に関する調査
- 23)コンピュータ操作に伴う障害についてのアンケート調査(第24回日本バイオフィードバック学会総会演題抄録)(ポスター発表(第1会場))
- 心拍変動成分を用いた心臓系自律神経機能指標(第6報) : 睡眠中の変動
- 心拍変動成分を用いた心臓系自律神経機能指標(第5報) : Type-A 行動特性との関連
- 心拍変動成分を用いた心臓系自律神経機能評価(第4報) : 肥満・加齢・喫煙との関連(例数を増やしての再検討)
- 船体線図における補間と平滑化
- 航路操船の困難度とワークロードの関係
- 船員のワークロードに関する研究-I : 海難と生体リズムの関係
- 魚介類の摂取が血清脂肪酸構成に及ぼす影響
- 職域の軽症高血圧者,正常血圧者における血圧および自律神経活動の日内変動 :心拍変動成分を用いた自律神経機能指標の比較
- 血圧と自律神経機能指標の日内変動における相互関連についての検討
- 職業性ストレスと血圧及び自律神経機能との関連
- 軽症高血圧者、正常血圧者における血圧および自律神経活動の日内変動(その2) : 心拍変動成分を用いた自律神経機能指標の比較
- 軽症高血圧者、正常血圧者における血圧および自律神経活動の日内変動(その1) : 健診時血圧と24時間血圧との比較
- 4 操船シミュレータ技術の現状と将来(操船シミュレータ)
- 在宅要介護老人の介護者のライフスタイルと疲労感との関連
- 某市における産業医の実状と課題(第2報) -医師会による調査を通して-
- 航洋カヌー「ナマホエ」の帆走性能推定