9 核力ポテンシヤルについて
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概要
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さきにFUKUDA-SAWADA-TAKETANIによつて,非相対論的な中間子論的核力ポテンシヤルの一般的な導き方が示された.我々は切断仮説を用い,核子を静止した拡がりをもつsourceとして取り扱つてポテンシヤルの具体的なかたちを求めた。一個の核子を含む現象の場合に比し,二核子系の問題ではsource functionに注意が必要である。求められたポテンシヤルのμγ≳2/3に於ける定性的な様子はB.W.の補正ポテンシヤルよりもむしろoriginal T.M.O.ポテンシヤルに近いものである。現象論的考察による。T.M.O.ポテンシヤルにおける,内部の現象論的ポテンシヤルのえらび方は妥当であつたと思われる。尚,核力ポテンシヤルの立場から,切断仮説について二三の議論を行つた。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
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