4 繰込み常数に就て
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概要
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constantな外場の中のunrenormalized propagatorに対する積分表示を与え,摂動に無関係な方法で繰込んで,renornialized propagatorに対する積分表示を得る。その時外場の繰込みが正しく取扱われる。Z_2,Z_3 factorは一般に外場にdependするがやはりprobabilityの意味をもつている。特に外場がない場合のZ_1-factorは,一体のgreen函数を記述する量のみで表すことが出来,realな量であることが分る。亦Z_1のこの表示はQ.E.D.の場合も含んでいることが示される.従つて繰込まれていないcoupling constant g_uがrealならば,observed coupling const gobも亦realであり,繰込まれてないHamiltonianがHermiteならば,繰込まれたHamiltonianも亦Hermiteであることが保証される。特にQ.E.D.の場合には外場があつても,理論にgauge invarianceの要求が荷せられるために,Z_2,Z_3 factor, electron mass Mは外場independentであり,やはりWardのidentityが成立する。neutral S(S)の場合にも同様にWardのidentityが成立する。low energy limitに於けるmeson scatteringに対してD.T.G.が与えたg_s^2が更に簡単化される。g_s^2=g_<ob>^2/(1+2MM^^-)こゝにg_<ob>^2はDysonおprescriptionに従つて繰込んだものである。
- 1955-11-01
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